時事と御書

毎月の座談会御書と御書講義御書及び教学部教学試験の研鑽についてのブログです。

御書講義

仏種は縁により起こる。この故に一乗を説く|高橋殿御返事・米穀御書2024年9月度座談会御書

2024年9月度の座談会御書は、「高橋殿御返事(米穀御書)」です。地区座談会の御書講義の内容を一担当者として、できるだけ分かり易くまとめてみました。 いわく、「仏種は縁より起こる。この故に一乗を説く」なるべし。勇気をもって一乗(法華経)を説くと…

四条金吾殿御返事(八風抄)の講義(2024年8月度座談会御書)おかされぬ負けない信心

四条金吾殿御返事(八風抄)の講義内容を掲載します。2024年8月度の座談会御書を地区座談会で担当するものとして、気づきや感動も交え、八風に侵(おか)されない、負けない信心についてまとめました。 今回のテーマは、「いかなる苦難に遭おうとも不屈の人…

5月度座談会御書の講義 四条金吾殿御返事(法華経兵法事)

平成29年(2017年)5月度の座談会御書は「四条金吾殿御返事(しじょうきんごどのごへんじ)」で別名が「法華経兵法事(ほけきょうへいほうのこと)」です。 法華経の兵法とは強盛な信心のことです。しかし「臆病にては叶うべからず」と仰せのとおり、強盛な…

4月度座談会御書の講義 立正安国論

平成29年(2017年)4月度の座談会拝読御書は「立正安国論」です。同じく、4月度の御書講義の拝読御書も立正安国論ですが、拝読範囲は異なります。 座談会御書では、「民衆の幸福と社会の繁栄の実現へ」・「一人一人の胸中に人間主義の哲学を」をテーマに研…

4月度御書講義の御書 立正安国論

4月度(2017年|平成29年)の「御書講義」の拝読御書は「立正安国論」です。御書講義の拝読範囲は「主人悦んで曰く、鳩化して鷹と為り雀変じて蛤と為る~汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐をいのらん者か」(御書全集31ページ7行目~18行目、編年体御…

3月度座談会拝読御書 経王殿御返事

平成29年(2017年)3月度の座談会御書は、「経王殿御返事(きょうおうどのごへんじ)」です。「強盛な信心で妙法の功力を引き出す」こと、また、「自身の仏界を現すための御本尊」であることを学んで参りましょう。 経王殿御返事の背景と大意について 本抄は…

2月度座談会拝読御書 妙一尼御前御消息

平成29年(2017年)2月度の座談会御書「妙一尼御前御消息(みょういちあまごぜんごしょうそく)」では、「“苦難の冬”を“勝利の春”に」、また、「凡夫が必ず仏に成る仏法」ということを学んで参ります。 妙一尼御前御消息の拝読御文 『法華経を信ずる人は冬の…

檀越某御返事

檀越某御返事の全文となります(日蓮大聖人御書全集1294ページ15行目から1295ページ10行目)。 「御文うけ給わり候い了んぬ」から「今度心み候わばや」のところでは、値難への不退の決意を述べられています。 続いて、「事事さてをき候いぬ」から最後のとこ…

檀越某御返事 12月度座談会拝読御書

2016年12月度の座談会御書は「檀越某御返事(だんおつぼうごへんじ)です。 拝読の御文では、自分の今いる場所が挑戦の舞台である。粘り強く社会で勝利の実証を示すことが真の仏法の証しであると御指南されています。 拝読御文は以下のとおりです。 御みやづ…

2月度座談会御書の講義 妙一尼御前御消息と御文:冬は必ず春となる

冬は必ず春となるテーマとした妙一尼御前御消息(平成24年2月度座談会御書)の以下の記事は、私が行った座談会御書の講義の実際です。参考になりますかどうか。 冬は必ず春となるで有名な妙一尼御前御消息は、建治元年(1275年)5月、日蓮大聖人が54歳の御時に…

3月度座談会御書 兵衛志殿御返事講義 三障四魔に賢者はよろこび愚者は退く

今回拝読する平成26年(2014年)3月度の座談会御書、「兵衛志殿御返事(三障四魔事)」は、本年11月に実施される任用試験の出題範囲にもなっています。 兵衛志殿とは、大聖人の門下、池上兄弟の弟・池上宗長(いけがみむねなが)のことで、本抄はこの宗長へ…

6月度座談会御書 妙心尼御前御返事の研鑽と講義

別名を「病之良薬御書(びょうしりょうやくごしょ)」と言う、妙心尼御前御返事(みょうしんあまごぜんごへんじ)が、平成26年6月度の座談会御書です。 「病によりて道心はをこり候なり」というところが特に重要です。病気という苦悩を因に、仏法を求め、現…